篤姫超え!NHK大河「天地人」24.7%
4日放送のNHK大河ドラマ「天地人」(後8・0)初回の平均視聴率が24.7%の高視聴率をあげたことが5日、ビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かった。過去5年の大河では最高のスタートとなった。
関東地区の初回としては前年の「篤姫」の20.3%を大きく上回った。過去10年間では、04年「新選組!」の26.3%などに次いで3番目の好成績。
同局関係者は「前年の『篤姫』が回を追うにつれ人気が上昇し、ブームとなったまま終了したことで大河ドラマ自体の“注目度”がアップ。その『篤姫』効果が表れたといえる」と分析。
さらに主人公が戦国時代に「愛」を旗印に掲げた上杉家重臣・直江兼続という「今までにない題材で興味が集まった」ことや、スタート日が4日で正月休みの流れのままテレビに向かった人が多かったことなどを好発進の理由に挙げている。
兼続役は俳優、妻夫木聡(28)だが初回は子供時代を描いており、2回目終盤から本格的に登場。番組担当の内藤慎介チーフプロデューサーは「順調なスタートとなりました。これまでと違ったイメージの大河ドラマをごらんいただけます」とコメントしている。